
中国のニュースサイト中国新聞網が10日、米ナスダック上場の中国求人サイト大手の前程無憂(上海市)の調査結果として伝えたところによると、中国企業は2014年に平均8.8%の賃上げを予定している。昇給幅が最も大きい業種は金融業の10.1%。次いでインターネットや通信などハイテク関連の9.9%、バイオ・医薬品の9.2%だった。
主要職種をみると、人材争奪戦が繰り広げられる応用研究・技術開発職が11%と最も高かった。財務やマーケティング、行政職は8%強、調達・物流関連と営業職はそれぞれ7.6%と7.5%。
調査は、9~11月に中国企業3421社を対象に実施した。昇給を年1回以上行う企業の割合は17.3%と前年より減少した。これに対し、昇給1回の企業は74.9%に拡大した。
また、13年の従業員離職率は平均16.3%だった。(時事)