米国の人材コンサルティング企業マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが先日発表した海外駐在員にとって物価の高い都市ランキング「2015年都市別生活コストランキング」で、アフリカ・アンゴラの首都ルアンダが1位
となった。アジアの最高位は香港の2位で、台北は41位だった。台湾・自由時報電子版が17日報じた。
同社は毎年、居住、食べ物、交通、ショッピング、娯楽などの要素から世界各都市における外国人の生活コストを分析、ランク付けしている。生活苦の印象を持ちがちなアフリカ地域だが、分析の結果、外国人と現地人の消費に二極化現象が生じており、ルアンダが2年連続で外国人の生活コスト1位となった。
2位から10位までは順に、香港、チューリッヒ(スイス)、シンガポール、ジュネーブ(スイス)、上海、北京、ソウル、ベルン(スイス)、ンジャメナ(チャド)となった。
円安の影響を受けて東京が昨年7位から11位に後退したが、トップ10のうち5つをアジア地域が占めた。なかでも香港、上海、北京、ソウルは昨年よりも順位が上がっており、アジアの都市における外国人の生活コストがより高くなっていることが明らかになった。また、昨年の61位から41位へと一気に20も順位を上げた台北についても同じ傾向が見られた。