国家発展改革委員会基礎産業司巡視員の李国勇氏は「中国経済の下押し圧力が強まっている。発展改革委員会は経済成長のためにも都市軌道交通工事を加速させ、今年から2017年までの3年間で3000キロ以上を新規着工するプロジェクトを計画している」と述べた。6月16日、中国証券網が伝えた。
李国勇氏によると、第十二次五カ年計画の最初の4年で、都市軌道交通に8600億元を投資し、1600キロを建設した。最後の1年となる今年は3000億元を投じ、400キロの建設を目指す。李国勇氏はまた、「2020年までに総距離6000キロという目標を掲げている。第十三次五カ年計画中は毎年500キロの工事を進めなければならない」と語った。
中国都市軌道交通協会によると、2014年末時点で全国22都市に軌道交通が開通し、運行距離は3173キロに達する。ただし、同協会が12都市の軌道交通の運営状況を調査したところ、収入は支出の54%しかカバーできておらず、採算が取れない状況となっている。