就職エージェントの智聯招聘は2015年第2四半期の中国労働市場におけるホワイトカラーの需給分析を実施した。人材需給競争指数は29.3で、つまり1つの求人に対して29.3人の応募があることがわかった。北京のホワイトカラーの同期の求人の平均報酬は7873元だった。7月13日、証券時報が伝えた。
全国32都市の職位の平均報酬は6320元で、北京が最高だった。
人気の高い業界は、通信/電信運営、付加価値サービス業で、生活水準の向上で安全面へのニーズが高まっていることを反映し、保険業界の報酬水準も上位に並んでいる。オンラインゲーム業界の待遇も良くなっている。
智聯招聘のシニア職業アドバイザー黄若珊氏は「職位競争指数をみると瀋陽、大連、長春がベスト5に入っている。東北部経済の構造改革が進み、職業構造も変わっていることが関係している。既存業界で働いていたホワイトカラーが、ほかの仕事を探さざるを得ない状況になり、競争が激しくなっている」と指摘した。また、北京、上海、広州、深センはいずれも5位以内に入らなかった。多くのホワイトカラーが「北上広深」を離れ、より成長が見込める2級都市に移っていることが背景にあるようだ。