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鉄鋼業、次期五カ年計画期間中の目標は「大型再編」―中国

中国鋼鉄工業協会(中鋼協)は第十三次五カ年計画期間の目標について、「生産設備過剰を解消し大型再編を進める。業界の無秩序な競争を抑制し、イノベーションを加速し、企業の海外進出を促進する」と定めた。7月29日、上海証券報が伝えた。
今年前半の中国の粗鋼生産量は前年同期比1.3%減の4億1000万トンで、この20年で初の減少となった。中鋼協は粗鋼生産はすでにピークを過ぎ、今後は減少が続くとみている。

供給過剰は深刻で、鋼材価格も下げ止まらない。今年前半、鋼材総合価格指数の下げ幅は19.7%となり、すでに昨年1年間の16.2%を上回っている。

一方鉄鉱石価格指数は4月以降26.4%上昇しており、鉄鋼事業の赤字は深刻化している。今年前半、大・中鉄鋼メーカーの税引前利益は同14.1%減の390億5000万元で、主事業の赤字は216億8000万元となった。赤字企業は43社と会員企業の42.6%を占めている。

中鋼協の朱継民副会長は「次期五カ年計画期間は地域、品種などによる企業の大型再編が必要だ。鉄鋼業界は集中性が低く、企業間の競争も秩序がない」と述べた。