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1~6月の中国大手工業企業利益0.7%減

国家統計局は1~6月の全国大手工業企業の利益総額が前年同期比0.7%減の2兆8441億8000万元だったと公表した。7月28日、中国証券報が伝えた。

6月の大手工業企業利益総額は同0.3%減の5885億7000万元だった。

国家統計局工業司の何平氏は、6月の利益減について、以下のように分析している。

まず、工業品出荷価格が同4.8%減少したことが響いた。次に6月は大手工業企業の100元あたりの主事業収入コストが同0.13元上昇し86.19元だった。三番目に、昨年6月の工業利益が同17.9%上昇したことの反動減の要素もあった。
何平氏は「全体的にみれば安定している。利下げ政策の効果も出ており、今年の3度の利下げの影響を受け、企業の6月の利息支出は同6.2%減と今年最大の下げ幅となっている」と述べた。

また、1~6月の大手工業企業のうち、国有企業の利益総額は同21.2%減の5980億2000万元で、集体企業の利益総額は同0.1%減の235億3000万元、株式企業の利益総額は同1.7%減の1兆8552億6000万元、外資(香港・マカオ・台湾含む)企業の利益総額は同4.2%増の7216億7000万元、私営企業の利益総額は同6.3%増の9771億3000万元だった。