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中国、7月のCPI1.6%上昇 今年最高

国家統計局が公表した7月の中国消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.6%上昇し、今年に入って最高だった。豚肉価格が同16.7%上昇し、全体をけん引した。8月9日、羊城晩報が伝えた。

CPIは前月比では0.3%上昇した。前月比だと食品価格が0.7%、非食品価格が0.1%上昇した。

上昇の最大の要因は豚肉価格で、供給不足が続いていることから3カ月連続で上昇。7月は前月比9.9%上昇し、全体を0.3ポイント押し上げた。また、夏季の旅行シーズンを迎え、航空券と旅行価格がそれぞれ前期比で11.5%、4.3%上昇。全体の数値を0.1ポイント押し上げた。

一方、7月の生産者物価指数(PPI)は前年同期比5.4%下降した。

今回のCPIは豚肉価格が押し上げた形だが、アナリストたちは「これまでの豚肉価格が低かったので、今回の上昇は価格の回復にすぎない。また、豚肉は代替品が多く、CPI全体が同じように大幅上昇することはない」と見ている。また、国際大衆商品価格や原材料価格の下落を受け、工業分野のデフレ圧力は依然として大きく、今後の物価も安定基調が続くとみられている。交通銀行チーフエコノミストの連平氏は「今年後半もCPIの上昇は鈍いだろう。1年全体では昨年より低い1.5%程度ではないか」と述べた。