中国人民銀行が発表した7月の広義の通貨供給量(マネーサプライM2)は前年同月比13.3%増の135兆3200億元だった。増加幅は前月から1.5ポイント上昇した。8月12日、京華時報が伝えた。
中国人民銀行の担当者は「マネーサプライの増加の主因は、預金準備率の引き下げや利下げ、積極財政政策の効果によるものだ」と述べた。
7月の人民元融資残高は同15.5%増の90兆2700億元で、増加幅は前月を1.1ポイント、前年同月を2.1ポイント上回った。新規人民元融資は1兆4800億元だった。融資増について担当者は「ミニ刺激策が中長期融資の拡大につながった。実体経済の投資意欲の回復は流動資金融資需要を高めている。不動産市場の回復で住宅ローンが増え、地方政府プロジェクトの融資能力も上がっている」と指摘した。