中国紙・人民日報は17日、「中国の紡績業が未曽有の窮地に、中国人は日本でストッキングを爆買い」と題した記事で、中国は世界最大の紡績品製造国であり輸出国であるにもかかわらず、中国人は日本で大量にストッキングを買っていると報じた。
北京のOL、景さんは札幌の大丸百貨店で売り場に並んでいた30足のストッキングをすべて買い占めた。「1足たったの20元(約390円)。色もきれいだし、履き心地も最高。日本製のストッキングは中国のブランド物よりずっと良い」と語った。在日歴の長い中国人女性によると、ストッキングだけでなく、補正下着や軽量ダウンジャケットも中国人観光客がまとめて買っていく人気商品。
記事は、日本のアパレル製品がこれほど人気の理由について、「気持ちの問題なのか、それとも中国製が信じられないのか」と悩んだ後、価格が高い、流行り物は手に入らない、ハイテク製品は作れない、質の面で改善の余地がある―の4点を「国産品が直面する4つの疑問」としてまとめた。