2016年1月28日、中国メディア・環球網によると、ロシアへの累積直接投資額で、アジア首位は日本であり、中国は4位だったことが分かった。
ロシアNOWがユーラシア開発銀行(EDB)統合研究センターのデータを引用して伝えた。EDBは2006年1月にロシアとカザフスタンが共同出資して設立。現在はアルメニア、ベラルーシ、キルギス、タジキスタンも加わっている。
EDBのデータによると、アジアでロシアに最も投資しているのは日本で144億ドル(約1兆7079億円)だった。トルコが57億ドル(約6760億円)で続き、3位はインドの35億ドル(約4151億円)、中国は33億7000万ドル(約3997億円)で4位にとどまった。日本企業の直接投資のほとんどがロシアの石油・天然ガス採掘に向けられたものだった。
直近5年間の旧ソ連諸国への投資規模では、中国がアジア最多だった。直接投資額は2008年の110億ドル(約1兆3047億円)から14年の271億ドル(約3兆2143億円)にまで拡大している。うち236億ドル(約2兆7991億円)がロシアではなくカザフスタンに向けられたものだった。