時価総額世界一の米アップルのイノベーション能力に疑いの目が向けられ始めている中、英国のガジェット系ニュースサイト、TechRadarがこのほど、アップルに取って代わる可能性のある潜在力に富んだ企業6社を発表した。台湾・中時電子報が18日伝えた。
TechRadarが挙げたのは、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)、台湾の電子機器受託製造サービス(EMS)世界最大手の鴻海(ホンハイ)精密工業、MR(複合現実)技術を手がける米Magic
Leap、米国の電気自動車メーカーのテスラモーターズ、米インターネット交流サイト(SNS)大手フェイスブック、ソフトバンクグループがこのほど買収を発表した英半導体大手ARMの6社。
TechRadarは、世界スマートフォン市場のシェアで韓国のサムスン電子とアップルに次ぐ3位と急成長するファーウェイについて、昨年の研究開発費はアップルを上回る92億ドル(約9739億円)に上るとし、こうした投資により将来的なアップル超えも非現実的ではないと指摘した。
ホンハイについては、日本のシャープに続きフィンランドのノキアの従来型携帯電話事業を買収したことで、単純な受託製造モデルから新たな段階へと歩みを始めたなどと評価した。