世界で最も成長の著しいインドのスマートフォン市場で、中国ブランドの占める割合が19%から27%に上昇したことが分かった。
環球時報が29日、米経済サイト・クォーツの報道として伝えたもので、市場調査会社カウンターポイント・テクノロジー・マーケットリサーチのアナリスト、Tarun
Pathak氏によると、中国ベンダーのレノボ、vivo、OPPO、シャオミなどは、価格比較に敏感なインド市場で売れ筋の1万−2万5000ルピー(約1万5000−3万8000円)の新機種を投入し、シェアを伸ばしている。同氏は「インドベンダーの多くがスマホを初めて購入するユーザーを対象とした廉価製品に精力を傾ける中、中国ベンダーはより高価で高性能な機種への買い替えを望むユーザーの獲得に力を入れている」とした上で、「成長途上にあるインドのスマホ市場で、地場ブランドより設計と外観に秀でた製品を展開する中国ベンダーがシェアを拡大し続けても驚くことではない」と指摘している。