2016年9月7日、北京商報によると、中華圏などで「中秋節」(9月15日)に食べられる月餅について、欧米など34カ国・地域が中国からの発送禁止を発表した。「送ることが禁じられている肉類、卵類が含まれているため」という。環球時報(電子版)が伝えた。
中華圏では中秋節の際、月餅を贈答品として送ることが多い。中国からは例年大量の月餅が世界各地に送られているが、今年は受け取りを禁止する国が増えた。これまでに韓国、シンガポール、タイ、フィリピン、ドイツ、フランス、スイスなど34カ国・地域が受け取り禁止を表明。ニュージーランドは「卵黄や蜂蜜が含まれているもの」を禁止。オーストラリアは「個人から中秋節の贈答品として明記されており、かつ卵黄が含まれていないもの」のみ受け取りを許可した。
米国は「米国当局に事前に受け取りの申請が必要。かつ肉類や卵黄が含まれていないもの」の条件を発表。カナダは「個人の贈答品のみ」、英国は「消費期限が1カ月を超えないもののみ」と条件を付けている。