中国信息通信科技集団有限公司はこのほど、独自開発された中国で初めて商用化を実現した100ギガバイトのシリコンフォトニクス光トランシーバーチップの生産を開始したことを明らかにした。一連のシリーズ製品は100-200ギガバイト毎秒(GB/s)の高速光伝送に対応するほか、超小型、高性能、低コスト、汎用性といった優位性を備えており、伝送網とデータセンターの光伝送設備に幅広く応用することが可能だ。
この商用化されたシリコンフォトニクス光トランシーバーチップは国家信息光電子創新センター、武漢光迅科技股フン有限公司(フンはにんべんに分)などの機関が共同で開発したもの。30平方ミリメートルに満たない小さなシリコンチップの中に、光送信、調整、光受信などの能動光部品と受動光部品を60近く集積し、現時点で世界的にみても集積レベルの高い商用シリコンフォトニクスICとなっているという。