企業の取引コストをさらに引き下げ、貿易の円滑化を促進し、ビジネス環境を最適化するため、税関総署は9月1日から関税保証の保険・担保業務を試験的にスタートする。全国に先駆けて同業務を試行する税関として、北京税関はこのほど初めて関税保証保険証書を発行した。同日に発効する。
関税保証保険とは、保険会社が輸出入企業のために関税の支払いが保証される保険を税関に直接提供するものだ。税関の担保形式刷新における重要な取り組みであり、全国税関の通関一体化改革における革新的措置でもあり、「1回の申請、段階的処理」の実施を力強く保証するものでもある。
北京税関の高瑞峰副税関長は、「税関のこれまでの税収担保の形式に比べ、この関税保証保険は中小企業が抱える担保申請のコストが高い、手続きが複雑といった問題を効果的に解決し、経営コストを効果的に引き下げることができる。保険会社は企業に『関税保証保険』を提供するが、企業から保証金は徴収せず、保険は企業の銀行における与信限度額には含まれず、輸出入企業の『資金と時間の節約』を真に実現し、発展を促進するものといえる」と説明した。