日立製作所は中国でのデジタルソリューション事業の拡大に向け現地法人5社を統合する。帝人ファーマは中国で高尿酸血症・痛風治療剤「フェブキソシタト」の販売を開始した。ウッドワンは中国孫会社の住建(上海)上海法人を売却。背景に労務費上昇や環境規制強化がある。洋菓子のヨックモックは香港4号店をオープンさせた。
●日立、中国でのデジタルソリューション事業の拡大に向け現地法人5社を統合
日立製作所は中国でのデジタルソリューション事業の拡大に向け、情報・通信システム分野のグループ現地法人5社を統合することを決めた。2019年3月4日付で発表した。
日立解決方案(中国)(所在地・北京市)、北京日立北工大信息系統(所在地・同)、日立系統(広州)(所在地・広州市)、日立咨詢(中国)(所在地・上海市)、日立咨詢信息技术(広州)(所在地・広州市)の5社の事業を、2019年4月以降、日立解決方案(中国)に統合する。また、日立解決方案(中国)に日立が増資することで、日立ソリューションズの子会社だった同社を日立の子会社とする。
●帝人ファーマ、中国で高尿酸血症・痛風治療剤「フェブキソシタト」の販売を開始
帝人ファーマは4日、中国で高尿酸血症・痛風治療剤「フェブキソスタット」(日本販売名「フェブリク錠剤」)の販売を開始したと発表した。
「フェブキソスタット」は帝人ファーマの自社創製薬で、2018年9月に中国当局から輸入薬品承認を取得していた。販売開始については、10年からアステラス製薬(中国)と取り組んでいた。
●ウッドワンが上海法人を売却、背景に労務費上昇や環境規制強化
ウッドワンは4日、中国孫会社の住建(上海)の持分を上海シン村投資管理(「シン」は「品」の「口」を「金」に替える)に譲渡すると発表した。
住建(上海)はウッドワン連結子会社である沃達国際の100%子会社で、木製品をウッドワン向けに製造してきたが、このところは赤字が続いていた。ウッドワンによると、労務費などの上昇や上海市における環境規制強化により操業環境が大きく変化した。
そのため、沃達国際の持分をすべて、上海シン村投資管理に譲渡することに決めた。譲渡価額は非公開。
●洋菓子のヨックモック、香港4号店をオープン
洋菓子の製造販売を行うヨックモックは1日、香港そごう銅鑼灣(コーズウェイベイ)店内に香港4号店をオープンさせた。