2019年3月14日、中国メディアの観察者網は、「中国が昨年、世界最大のレアアース(希土類)輸入国になった」と報じた。
記事によると、ロイター通信は14日、「アナリストによると、世界でも有数のレアアース生産国である中国が昨年、最大の輸入国になった」とし、「中国は長年にわたり世界最大のレアアース輸出国であり、2018年のレアアース輸出量は前年比4%増の5万3000トン超だったが、同年に最大の輸入国となったことは驚くべき状況だ」と伝えている。
ロイター通信はさらに、「コンサルタント会社アダマス・インテリジェンスのリポートによると、中国の2018年のレアアース輸入量は前年比167%増の4万1400トンとなり、世界最大となった。違法生産の取り締まりにより国内生産が減少したという」とし、「アマダス幹部によると、主にミャンマーと米国から鉱石や精鉱の形で輸入され、少なくとも7つの主要レアアースに関して、中国は30年超ぶりに純輸入国になったという」「中国の招商証券のアナリスト、リウ・ウェンピン氏は水曜日のリポートで、昨年の輸入量は2015年以前の約10倍に増えたとし、中国が世界最大のレアアース輸入国になったと指摘している」などと伝えているという。