江蘇科学技術活動会議で21日に明らかになったところによると、江蘇省は経済の質の高い発展の差し迫った任務を見据え、ハイテク企業の育成を最重要視している。省全体の2020年のハイテク企業登記申請数は過去最大を更新し、前年比43%増となった。省全体の新設ハイテク企業数は8000社を超え、全国一となった。科技日報が伝えた。
江蘇省のハイテク企業数は現在3万2000社以上で、3年で倍増した。省全体の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)に占める割合が23.4%の一定規模以上のハイテク企業だが、一定規模以上の工業企業の工業生産高の38%、一定規模以上の工業企業の利益の49.6%を占め、製造業の質の高い発展の重要な支柱になった。
同時に江蘇省企業のイノベーション能力が大きく向上している。省全体の一定規模以上の工業企業の過半数が研究開発活動を展開している。企業が特許出願・取得、研究開発者、研究開発費の投入の8割以上を行い、中・大型工業企業及び一定規模以上のハイテク企業の約9割が研究開発機関を設立している。省全体の国家イノベーション型試行企業は31社、国家技術イノベーションモデル企業は48社、国家知的財産権モデル企業は159社。中国イノベーション力医薬品企業トップ20のうち、江蘇省が6社を占めた。
独自の研究開発を通じ、戦略的な製品が江蘇省企業で続々誕生した。例えば海上浮遊型石油生産・貯蔵・積出プラットフォームは「大国の代表的な製品」に選ばれた。国外の技術独占を打破する先端デジタル信号処理DSPチップ、M40J高強度・ハイモジュラスカーボンファイバー、米食品医薬品局(FDA)から初めて販売許可を得た国産新型抗がん剤などを創出した。国家技術予測調査によると、中国の15.1%の先進技術が江蘇省に分布している。ナノテク、スパコン、バイオ医薬品、モノのインターネットなどの鍵となるコア技術と重要製品のイノベーション水準が世界トップレベルになっている。